薪ストーブ豆知識

薪ストーブのあれこれについてまとめてみました。参考にしてみてください。

薪の燃焼の仕組み

燃料のための三つの要素は、燃料、酸素、熱 です。
つまり、

  • 燃料=18ヶ月以上を乾燥させた薪
  • 酸素=薪ストーブに入る空気
  • 熱 =炎から出る熱

ということになります。 薪ストーブを焚く上で、この3つのバランスを守ることが大変重要です。燃料をたくさん入れたり、空気を大量に入れると、あっと言う間に本体の温度が上がります。
しかしあまりにも急激に温度を上げてしまうと、鋳物がその温度に耐えられず、最悪の場合ひずみが起こる可能性がありますので注意してください。 『薪』と『空気』の量を上手く調整して、少ない燃料で安定した長時間燃焼ができると薪ストーブの暖かさが実感できます。

煙突の中の煤とタール

煙が冷えた煙突を貫ける時、煙突内面に結露しタールとして付着し蓄積していきます。 このタールがクレオソートです。煙突内にクレオソートが蓄積し、それが高温で熱せられると、ある温度で発火し煙突内で火災を起こします。
これが煙道火災です。このような状態を起こさないためにも、必ず煙突掃除を行いましょう。
煤やタールが溜まるのを防ぐのに不可欠な3点のポイントがあります。

  • よく乾燥した薪を燃やすこと。
  • 煙を冷やさないように外部貫通部からは二重断熱煙突を使用すること。
  • 適切なドラフト(上昇気流)のとれた煙突であること。

以上のようなポイントに注意してください。

また、煙突の中にクレソートが大量に詰まっていたり、煙突から木酸液がポタポタ落ちることがあれば、直ちに使用を停止してメンテナンスを行ってください。
そのままの状態で使用を続けると煙突の中で煙道火災が起きる可能性があります。
この薪ストーブを安全にお使いいただくために、これらのことを知った上でご使用になると、より効率よくお使いいただけることでしょう。

薪の準備

よく乾燥したものを使用してください。
乾燥した薪とは、18ヶ月以上かけて乾燥させた含水量20%以下のものを言います。 焚きつけ用の細かいものから、少し太い薪、本燃焼後の太い薪まで、いくつかの種類と太さの薪を使い分けると便利です。
また薪置き場は日当たりと風通しがよく雨の当たらない所が適しています。

どの様な木が薪に適している?

木には2種類の特性があります。

火付きが良いもの
一般的に杉や檜などの針葉樹。乾燥していれば簡単に火がつきます。
しかし、早く燃え尽きるので燃費が良くなく、油分を多く含んでいるので燃やし方を誤ると本体や煙突を傷める原因となることもあります。
火持ちが良いもの
一般的にナラやクヌギなどの落葉広葉樹。
油分が少ないので火はつきにくいのですが、一度燃焼するとゆっくりと長時間燃えるので、薪ストーブの燃料として最適です。

下記を参考にしてください。

  • 最適な薪=ナラ・クヌギ(落葉広葉樹)
  • 適している=リンゴ・ブナ・カシ・サクラ・ニセアカシア(落葉広葉樹)
  • 火付けに適している=スギ・ヒノキなど(針葉樹)

針葉樹と広葉樹

薪ストーブの燃料にふさわしい木材は、ナラ、クヌギなどの落葉広葉樹が良いとされています。これは、木の性質上油分が少なく、樹木自体の組織が密で堅く燃焼温度が800℃程度にしかならない為ストーブ本体を傷めることなく、またゆっくりとした燃焼が可能なこと からでしょう。

一方針葉樹は生息する環境上母体を凍結から守るため樹木組織内に大量の油分を含んでいます。落葉樹のように毎年体から水分を抜き落葉する必要がなく、葉をつけたまま冬を越します。そのため樹木自体の組織もまばらで軟らかく、大変燃えやすく燃 焼温度も1000℃を超えることもあります。
当然この温度ではストーブで燃やすには温度が高過ぎてストーブ内部が熱酸化を起こし、ボロボロと内部が錆び落ちてきます。

こう言った理由で基本的には、針葉樹は薪ストーブの燃料には適していないといえます。

ネスターマーティン社WOODBOX燃焼方式について

ではどうすれば針葉樹を問題なく燃焼させることができるのでしょうか。

ネスターマーティンのWOODBOX燃焼方式の薪ストーブは燃焼室内で空気調整を行いながら、単に木を燃やすのではなく、まず燃焼室の温度を400℃近くまで上げ、燃焼室に送り込む空気を排熱により高温化させ空気量を抑えて木から出る燃焼ガス(煙)に送ります。
燃焼を抑えるため燃焼用空気を絞り送り込むと燃焼せず燻ぶります。そこで燃焼用空気をあらかじめ高温にしコントロールして、燃焼室に送ると低温で引火し燃焼させることが出来ます。
そのことで1000℃近くで燃焼する針葉樹も400℃位で燻ぶることなく、燃焼し透明感のあるブルーとオレンジの混ざった様な完全燃焼の炎がガラス面一面に広がります。前面ガラスも熱せられた高温の空気が冷めないよう二重ガラスになっています。

そのため高温燃焼する針葉樹を、貴重な燃料として立派に使用することができます。

→ネスターマーティン社薪ストーブ